医療脱毛
美容脱毛と医療レーザー脱毛
の違いとは
脱毛は、医療機関のほか、脱毛サロンや、家庭でセルフ脱毛を行うことも可能です。ただし、医療機関以外で行われる脱毛は、いわゆる美容脱毛と呼ばれるもので、「光脱毛」であるのに対し、医療機関では専門の脱毛レーザー機器を使用してレーザーを照射し、脱毛するものです。当院では医療用レーザー脱毛を行っています。
エステ脱毛 | 医療脱毛 | |
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毛根は破壊しない 減毛 |
毛根を破壊する(医療行為) 永久脱毛 |
|
回数 | 12-20回 回数無制限など |
5-8回ほど |
施術者 | 資格なし | 医師・看護師など 国家資格保持者 |
美容脱毛について
美容脱毛が医療脱毛と異なる点は、照射レベルの低いエステサロン用の光脱毛機器などを使うことです。また、施術はエステティシャンが行い、脱毛に関する資格を所持している必要はなく、医師による診察も行われないことも医療脱毛との大きな違いです。
美容脱毛で使用される光脱毛機器は、毛根細胞の周辺組織に刺激を与えることなく、体毛の成長を遅らせるものです。光脱毛機器のメリットとしては、痛みが少なく、脱毛方法によっては美肌効果も得られるということです。また医療脱毛よりも照射レベルが低いため、肌トラブルを引き起こす可能性も低くなります。その一方、医療脱毛は「永久脱毛」であるのに対し、美容脱毛は「除毛」や「減毛」に近いイメージです。毛根を破壊するのではなく、細胞組織にダメージを与える脱毛方法のため、一時的な減毛・除毛効果のみとなります。
医療レーザー脱毛について
医療レーザー脱毛とは、医療用レーザー機器を使って、国家資格を有した医師や看護師などが施術を行う脱毛のことです。そのためエステサロンでは医療レーザー脱毛は行うことができず、医療機関でしか施術を受けることができません。
医療レーザー脱毛に使用されるレーザーは、黒い色素(メラニン)に反応する波長のもので、黒い色に当たると光エネルギーが熱に変わります。レーザーを肌の表面に照射すると、ピンポイントで毛に反応し、熱を発します。この熱が毛根にある細胞を破壊することで、新たな発毛を抑制します。そのため、よりしっかりとした脱毛効果が期待できます。
また医療レーザー脱毛機器は、美容脱毛で使用する光脱毛機器に比べて照射の出力が高いため、より少ない回数で終了できます。それぞれの毛の濃さや発毛具合によっても異なりますが、確実に早く脱毛を完了させたい場合には、医療レーザー脱毛がおすすめです。
医療レーザー脱毛のメリットとデメリット
メリット
- 国家資格を持った医師や看護師が施術をするので、しっかりと皮膚の状態を判断しながら施術できます。万が一のトラブルの場合も、医師が迅速に処置を行います
- 一回の施術時間が比較的短くなっています
- 毛のブツブツが解消されるとお肌がトーンアップしたように見えます
- 個人差はありますが、一回の効果が高いため、脱毛完了までの回数が少なく済みます
- 広範囲を一度に脱毛できます
- 衛生管理が行き届いています
デメリット
- 一時的に赤みが生じることがありますが、数日程度で落ち着きます
- まれですが、熱ダメージによるやけど、色素沈着のリスクがあります
- 毛根周囲のダメージによる炎症(毛嚢炎)やニキビなどが生じることがあります
- 少し太めの毛が残る(硬毛化)可能性があります
- 黒い色素(メラニン)に反応するため、白髪は脱毛できません
- 日焼け直後は脱毛できません
- シミ・アザ・ホクロは火傷の危険性があるため避けて