メディオスターモノリス
メディオスター
モノリスとは
当院では医療用脱毛機器として、ダイオードレーザーを使用した最新のメディオスターモノリス(厚生労働省認可機器)を導入しています。医療脱毛では主にYAGレーザー、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザーの3種類が使用されています。アレキサンドライトレーザーは黒い色素に強く反応するもの、YAGレーザーは高出力のもので、ダイオードレーザーはその間にあり、3つのレーザーの中では最も痛みが少ない脱毛が可能とされています。
3種類の医療レーザーの違い
医療レーザーにはアレキサンドレーザー、ダイオードレーザー、YAGレーザーの3波長があります。浅めの層へアプローチをかけるアレキサンドライトレーザーと深めの層へアプローチをかけるヤグレーザーがありますが、「ダイオードレーザー」はそのほぼ中間となるため、幅広い肌質・毛質に対応できるのが魅力のひとつです。
炎症のない程度の日焼け肌や産毛にも対応可能なダイオードレーザーで照射を行えるモノリスは、808nmと940nmの長い波長2つを同時にブレンド照射が可能であるため確実な効果と少ない回数で効果を得ることができるという、脱毛をされるかた誰もが求めるポイントを抑えた魅力的な脱毛機器となります。
またメディオスターモノリスは、従来の同シリーズの機器から、マシン、ハンドピースの両方の冷却システムが進化し強力になっています。それにより、さらに痛みを感じにくく、火傷などのリスクも少なく施術することが可能になりました。
メディオスター
モノリスの特徴
メディオスターモノリスでは、熱破壊式(ショット式)に加えて、蓄熱式脱毛が行えるので2種類の照射が可能となっています。
熱破壊式(ショット式)は、出力が強いものです。照射部位によっては多少痛みを感じる場合もありますが、即効性が高く、照射後すぐに脱毛効果を感じられます。一方、蓄熱式による脱毛は、出力が低いため、痛みが抑えられています。ただし、現在生えている毛には作用しないため、すぐに脱毛効果が現れるのではなく、数週間かけてゆっくりと効果が現れます。
この蓄熱式脱毛では、毛が新しく生え代わるサイクルを司る「バルジ領域」と呼ばれる部分を、比較的低い熱により破壊するものです。つまり毛周期を破壊し、次の世代の毛を作らせないことによる脱毛です。そのため、脱毛を実感するまでに時間がかかるのです(一方、従来型の熱破壊式ではバルジ領域よりも深い所にある毛根を破壊するため、即効的な脱毛の実感を得られます)。
また蓄熱式脱毛は、熱破壊式のレーザー脱毛と異なり、肌の色を問わず小麦肌の方にも安心して照射できるものです。日焼け後の色黒肌にも対応できますし、肌へのダメージも少なく、照射後の火照りや痛みも大きく軽減されています。そのため、痛みに敏感な方や、お子さまのムダ毛のお悩みにもおすすめできるものとなっています。医師のカウンセリングを受け、毛周期に合わせて約2ヵ月に1回のペースで定期的に照射することで、高い脱毛効果が期待できます。
熱破壊式と蓄熱式の比較表
熱破壊式 | Q | 蓄熱式 |
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ターゲット |
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照射方式 |
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抜け方 |
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剛毛への効果 |
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産毛への効果 |
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痛みの強さ |
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色黒肌・日焼け肌の脱毛 |
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肌への優しさ |
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照射スピード |
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メディオスターモノリスのもう一つの特徴
2本のハンドピースを搭載しており、部位によってハンドピースを切替え短時間で効率的な照射が可能となっていることが挙げられます。従来型よりさらに大きな照射面積のハンドピースも搭載しており、一度に照射できる範囲が広いため、全身脱毛でも、比較的に少ない時間でスムーズに施術が完了します。
照射後に毛が抜けるまでの期間の違いについて
メディオスターモノリスは抜けるまでに時間がかかる方が非常に多いです。
脱毛機は大きく分けて蓄熱式と熱破壊式に分かれるのですが、熱破壊式と比べ蓄熱式は抜けるまで時間がかかる特徴があります。
- 経過1:基本的に照射直後は抜けない
- 熱破壊式機種は照射直後~翌日にポップアップ現象(毛がポロポロ抜ける)がおきますが、メディオスターモノリスは抜けません。
効果がないのではなく機種の特性上ポップアップ現象が起きないだけなので心配不要です。 - 経過2:抜けるまでには早くても2週間ほどかかる
- 1週間ほどで抜ける方もいますが、割合的には早くても2週間かかる方が多いです。
遅いと1か月ぐらいかかる方もいるので、「抜けない!どうしよう…」と焦る必要はありません。 - 経過3:生え変わりの周期で自然と毛が抜けていく(1ヶ月~2ヶ月)
- メディオスターモノリスは「次に生えてくる毛を生えなくする」を目標としています。
熱破壊式機種は短期間でごっそり抜けるのに対し、メディオスターモノリスはゆっくり自然と抜けるのが大きな特徴です。照射後の毛が抜けるまでのプロセスに違いがあり、効果が弱い…と勘違いされやすいですが、実際はどちらも脱毛効果はしっかりありますので心配しないでください♪
施術期間、回数について
毛が生えてから抜けるまでのサイクルのことを毛周期といい、「成長期(現在成長中の毛)」「退行期(成長が終わり抜け落ちようとしている毛)」「休止期(次に生えるまでの休憩期間)」の3つのサイクルを繰り返して生え変わります。
医療脱毛は成長期の毛に対して照射すると脱毛効果を得られます。そのため、1回ではすべての毛根を破壊することはできません。部位や肌質・毛質によって回数は異なりますが、1ヶ月半~2ヶ月毎に平均5~8回の施術をする方が多いです。
メディオスターモノリスは次のような方におすすめです
- なるべく痛みを少なくしたい方
- 色黒肌や日焼け後の肌の方
- 産毛脱毛を希望する方
- 敏感肌やアトピー肌の方
- 肌トラブルの多い方
- 硬毛化のリスクをなるべく避けたい方
- 短時間での施術を希望する方
メディオスターモノリス
の施術について
施術時間
約30分~1時間
- 部位によって異なります。
麻酔
基本的に麻酔は不要ですが、痛みに弱い方には、麻酔クリームを使用するようにします。
メリット
- 痛みが少ない
- 産毛~硬毛まで幅広い毛質に対応
- 色白~色黒、日焼け後の肌、敏感肌、アトピー肌まで幅広いスキンタイプに対応
- スピーディー
- 肌へのダメージや負担が少なく、肌トラブルを最小限に抑えることができる
デメリット
- 照射後は毛が抜けるまでに時間を要するため、見た目の効果を感じるまでには時間が掛かる(※熱破壊式と脱毛効果に代わりはありません)
- 鼻や耳、目回りには照射できない
- 白髪には効果がない
リスク・副作用
照射後、ほてりや赤みが出ることがあります。ごくまれですが、炎症が出た場合は、炎症を抑える外用薬を処方いたします。
アフターケア
当日から洗顔・シャワー・入浴・メイクが可能です。
注意事項
- 初回の施術を受ける際には、医師のカウンセリングが必要となります。
- 同一部位に照射するためには、最低4週間、間隔を空ける必要があります。
- 月経期間中は、肌トラブルや痛みが出る可能性がありますのでお控えください。