介護脱毛
介護脱毛とは
介護脱毛とは、将来、老後に介護される立場になった時のことを想定し、体の清拭や排せつ後のふき取りなどの際、介護する人の負担にならないように、あらかじめVライン、Iライン、Oラインといったデリケートゾーンの脱毛をしておくことを指します(V…ビキニラインのヘアーのこと I…性器周りのヘアーのこと O…肛門周りのヘアーのこと)。
近年、親の介護に際して、おむつ交換などの経験をされた方で、自分が介護を受ける立場になったら介護する人になるべく手間をかけさせたくないと考える方、また、家族や介護士に汚いと思われたくないと考える方が多くなったと言われています。そうしたことから、将来介護されることを考え、医療脱毛による介護脱毛を行う中高年の方も増えてきています。
介護脱毛の
メリット
衛生環境を保ちデリケートゾーンのトラブルを予防
排泄における介助の際、デリケートゾーンの陰毛や皮膚などに排泄物が付着してしまっていると、炎症や感染症などトラブルの原因となる可能性があります。またきれいに拭き取ったつもりでも、どうしても残ってしまう場合もありますので、脱毛しておくことで衛生環境を整えやすく、また介助する側が陰部の状態をしっかりと確認できます。清潔さを保ちやすくなりますので、様々なトラブルの予防に繋がります。
臭いの抑制など、おむつに関わる介助者の負担を軽減
介護脱毛をすることにより、おむつ使用時の悪臭を軽減することができます。これは陰毛などのムダ毛があることによって雑菌が繁殖しやすくなるのを抑えられるからです。また、おむつ内での菌などの増殖も抑えられ、免疫力が低下した高齢者が感染症に罹るリスクの低減にもつながります。さらに、強くこすらずとも丁寧に清拭ができるようになり、肌を傷つける心配も少なくなるなど、介助者が介助時に感じる負担も軽減されます。介助時間の短縮にもつながります。
『介護脱毛』で脱毛するアンダーヘア部分はとくにデリケートな部分です。医療脱毛は、脱毛効果はもちろんですが、万が一肌トラブルが発生した場合も医療機関であればその場で医師が適切に対処いたします。
介護脱毛の
デメリット
介護脱毛のデメリットとしては、ひとつには施術時の痛みが挙げられます。VIO部は毛が濃く、感覚が繊細な部分でもありますので、敏感な人にとっては痛みを感じやすい場合があります。ただし、当院で行う医療脱毛では、麻酔を使用することができますので、ご相談ください。
また施術の際、スタッフにVIOゾーンをみられるというのも、デメリットと考える方がいるかもしれません。またVIO脱毛によって温泉などの公共施設利用の際に人目が気になる場合もあります。このほか施術は1回で終わらず、2~3ヵ月間隔で、平均8~10回程度の施術が必要で、少なくとも1年以上の通院が必要となります。
介護脱毛の開始
時期について
介護脱毛を検討する場合は、なるべく早く始めることをおすすめします。現在の年齢にもよりますが、白髪となってしまう前に行う必要があります。というのも、医療レーザー脱毛は、メラニン色素の黒色や茶色に反応して毛根組織を破壊するレーザーを使用するため白い毛には反応せず、脱毛効果が得られないからです。また加齢によってVIOゾーンの潤いが減り、しわが寄ってしまってからの脱毛では、しわを引き延ばしながらの施術になるので、時間がかかります。また乾燥した状態で施術することによって施術後のトラブル発生のリスクも高まります。
回数・料金
について
毛量や毛質などにより個人差はありますが、8~10回で完了します。詳しくはお問い合わせください。